『激情』



とめられない気持ちが

時々怖くなる

いつかきみを傷つけてしまいそうで






だけど

きみを傷つけたいぼくがいることも

きっと

まぎれもない事実なんだ






ぼくがつけた傷の分だけ

きみはぼくのモノになるから










あやういところで踏みとどまる










傷つけたくない

傷つけたい

ぼくのモノにしたい

ぼくのモノにならないでほしい






それは

ぼくの中で揺れる時計の振り子






ひとつだけ確かなのは

ぼくがきみのことをどうしようもなく

好きだということ























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